【SDGsとファッション】サステナビリティとファッション業界には密接な関係があります

こんばんは!好きな動物はチーター、マスターそらです。

最近耳にする機会が増えたSDGs(持続可能な開発目標)、ファッション業界とも関連が深いのですが、ご存知でしたか?

筆者はもともと、SDGsの関連項目になっている「環境問題」に関心があり、このサイトでも情報を発信していこうとしていることを以前別の記事に書きました。

>>【エシカルとかサステナブルとか】ファッションとSDGsに関する記事も書いていきます宣言

今回は実際に、SDGsとファッションの間で関係が深い「環境問題」の理解を深められる回になっています。

最後にはSDGsの理解を深めるのに役に立つ書籍を紹介します。

今回の記事はこんな方におすすめ
・SDGsについて理解を深めたい方
・ファッション業界の抱える環境問題について知りたい方

サステナビリティとファッション業界には密接な関係が

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「服は環境破壊をしている」
もしこう言われても、ショーウィンドーに並んでいる華やかな服たちがCO2を排出したり、森林を破壊したり、川や海を汚したりしているようにはなかなか想像しづらい。でも、ファッション業界が環境に与えている負荷は意外にも大きい。

引用:https://www.fashionrevolution.org/japan-blog/environmental-effects-of-fashion/

持続可能(サステナビリティ)な開発を将来的にも続けていくためには、その産業がどの程度地球環境に対して負荷をかけているのかを知っておく必要があります。

ファッション業界は、製造業の中でも環境負荷が大きい業界の一つです。

環境負荷をかけている要素として大きく分けると3つに大別されます。

二酸化炭素(CO2)の排出

「二酸化炭素量の増加」は地球温暖化の原因の一つとして有名ですね。

ファッション業界の排出しているCO2の量は、増加の一途を辿っています。
2030年には約20億8千万トンになると予測されていて、これは一年間に2億3千万台の乗用車から排出されるCO2の量にほぼ等しいとのことです※。

※Global Fashion Agenda and The Boston Consulting Group, Inc. (2017), Pulse of the Fashion Industry

水の使用

Tシャツの製造を例に水の使用量を考えてみましょう。

Tシャツ1枚をつくるのに必要な水の量:2720リットル(人がおよそ5年かけて飲む水の量)
(内訳)
・原料の綿花を栽培するのに必要な水の量:綿1kgつくるために1〜2万リットル
・繊維の染色に必要な水の量:繊維1kgあたり100〜150リットル

ファッション産業がいかに多く水を必要としているかが分かります。
今後飲み水の不足も考えられる状況だからこそ、服の製造に必要な水の量は減らしていく必要があります。

化学物質による汚染

特に原材料の製造過程などで化学物質の使用量が非常に多いです。

先程挙げたTシャツなどの素材にもなっていて、服の素材の約3割を占める綿を例にします。

綿の畑は世界の農地の3%を占めていますが、その3%の土地で全殺虫剤の16%、全除草剤の7%が使われています。

また、染色する際に重金属や環境ホルモンなどの化学物質が川や海を汚染し、地域の人々の飲み水を奪っているというデータもあります。淡水の汚染の20%は織物加工と染色によるという調査結果もあると言われています。

ファッションを起点にSDGsを学んでみよう

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以上、今回はあくまで一例となりますが、ファッション業界とSDGsの関連についてお話してきました!

特に環境問題との関連が強いファッション業界。今回を機に、少し自分の身の回りのファッションアイテムとの関係を考えるきっかけになれば嬉しいです。

SDGsを基礎から学べる書籍を最後に載せておきますので、よければ参考にしてみてください。

それでは!

参考文献↓↓

こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本

60分でわかる! SDGs 超入門

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